ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。現在はベルリン→東京へ移住済。海外経験後の帰国生活についても配信中。

【帰国物語】第一話:ドイツ、3年の滞在ビザを捨てて帰国、その決断は正しかったのか。

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 何よりもまず、この命題にお答えしたいですね。

「ドイツ、3年の滞在ビザを捨てて帰国、その決断は正しかったのか。」

はい。確実に正しかったし、帰国後一年で発生した現在の大混乱:コロナの情勢下や、現在東京で私が手にしているものを考えてもこれ以上ないほどのタイミングでの帰国でした。

ジョブズの「Connecting the dots」理論じゃないですけど、過去を振り返ったときに思うのは「あの時の自分の決断と行動力に感謝する」ということ。

(※Connecting the dotsに関してはこの辺りを見てください)

www.youtube.com

スタンフォード大学:オリジナル英文テキスト

Text of Steve Jobs' Commencement address (2005)

日経新聞:スピーチ全訳

「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳 :日本経済新聞

 

【目次】

 

あの時の決断があったから、結果として29歳のうちに東京で就職活動が行えました。

就職後1年間で現場の仕事や会社の人間関係に慣れてからリモート徹底のコロナ禍となったので、リモートになったとしてもある程度自分の裁量で仕事ができる上に困ったら直接電話やチャットにて社内確認ができるので、今の勤務体制はめちゃくちゃ楽だし快適です。

これがコロナ禍での就職枠収縮状態であったり、また再就職後すぐにリモート徹底で「先輩に質問しにくい」状態であったらと思うと、すごく怖いです。

決断は「追い詰められてからする」よりも、「選択肢があるうちに吟味して決断する」ほうがはるかに納得度が高いな、と思いました。「コロナ禍で世間が厳しかったから」だとか、何かしら恨んでしまう状況があると結果に対して「他責の念」が出てしまうと思うのですが、「どう転んでも自分次第、自分の対応がすべて結果になる」とどっしり構えていれば、もう何が起きても自分のコントロール下にあるので、納得度や踏ん張りが違うんですね。

だから結果として決断自体は正しかったですし、振り返ってみればこれ以上ないタイミングだったので、後悔はないです。その上で「決断を後悔しない」ためにも、最初の一年間は辛いことがあっても喰らいついて乗り越えてきたので今の自分があると思えます。

決断をするまでに、徹底的に現実に向き合って、納得するうえで決断に至ったか?

そもそもフリーランスビザを取った一年目の後半から、私はフリーランスに向いていないんじゃない?と考え始め、並行してドイツ国内での再就職を考え始めていました。

その際に「再度企業に就職するぐらいなら、もう日本企業でも一緒じゃないか?」と考え始め、ドイツ国内にある日本企業の支社の面接も受けていたのですが、その中で帰国して再就職という選択肢も出てきていたんです。

もちろん日本はまだまだ年齢が重視される社会だと認識していたので、友人にも相談したところ「29歳の誕生日を前に帰国を考え始めたのであれば、今がタイミングでは?日本社会では20代と30代では世間の見方が違う」と背中を押され、再就職を日本で目指すことに決めました。

(本当はもっとウジウジ、ウダウダ悩んだんですけど、今回は割愛します)

 

決断に至るまでには、ドイツ国内での可能性を何度も模索しました。

  • ベルリンで就職できないのか?
  • ドイツ国内で就職できないのか?
  • ドイツ以外でも、ヨーロッパの別地域で就職できないのか?

すべての選択肢を模索しましたし、どのパターンでも2~3社は面接を受けたり、調べたりもしました。タイミングは怖いもので、「受かったも同然」ぐらいな好感触、「あとは入社日の調整をしますね」というぐらいまで進んでいた就職先が最後の最後で入社できなかったとき、「あ、もうここにご縁はないんだな。」と思えました。その時にお世話になった転職アドバイザーの方にも「あなたはどうしてドイツで就職したいの?ただ海外に住みたいだけなの?」と聞かれた際、口では無難に回答しながらも、内心は「図星だなあ、もう日本以外ならどこでもいいって思っているのは確かにオカシイ」と気づき始めていました。

 

でも、決断するうえで自分自身への納得度ってすごく大切だと思うんです。だからこそ、「ここまでやった(自分なりに)」と思える瞬間まではもがいてもいいと思うんです。そのうえで「私はこれ以上は目指さない。だけど、次の目標値では絶対にあきらめない」と腹をくくれるのであれば、その先の決断では後ろを振り返らずに頑張れるとも思うのです。

帰国を決断した際、最後の2か月ほどお世話になっていたドイツ在住の日本人転職アドバイザーの方にメールでご挨拶をしました。「素晴らしい決断ですね。あなたの決断を応援します」とものすごく前向きな言葉をいただき、感激しました。

その方曰く「もうアナタ、帰国したらどう?って思う人がいっぱいいるのよ」とのことで、「確固たる理由がなく、ただ国外にいたいってだけの人もいるけど、帰るタイミングを逃すだけだったら帰国してやり直した方がいいって彼らに話したりもするの」と言われていました。

転職アドバイザーは、企業に人材を紹介し、そこで人材が企業に採用されてやっとお金をもらう仕事です。人材が実際に入社してから成果報酬をもらえるお仕事なので、だから人材を放出していたら一円の儲けにもならないのです。それでも無理に就職を進めるのではなく、必要な言葉をかけることができる彼女を尊敬していますし、もし本気でドイツ国内で就職・転職した方には是非彼女のサポートを受けてほしいな、と思います。

まあ、彼女の情報は探せば出てきます。まずはドイツ国内で転職活動を行いたい方は、私のブログ記事にも転職情報はあるので探してみてくださいな。

お金や経験は年を取ってからも積み重ねられるけど、時間は戻ってこない。

というわけで長くなりましたが、「帰国自体に後悔はなく、後悔しないのは納得度を高めるための行動を行ったうえで、最後に決断したから」という結論となります。

「せっかくビザを取ったのに、ベルリンで人間関係もちょっとしたコネも築いたのにもったいない」という気持ちもありましたが、これは「お金も人間関係もコネも再度作り上げることはできるけど、過ぎ去った時間だけは取り戻せないんだよ」という友人の言葉で解決しました。

なので、もし決断に迷う人がいたら、徹底して行動したうえで判断してほしいのと、「もったいないと思っていること」が「時間(タイミング)という取り戻せないものを失ってまで価値があると思えるものか?」という問いとともに再考していただければ,と考えております。

 

このテーマでは、以上となります。

次回は「第二話:決断で悩んだときは、どうしたか?」です!

ほとんど今回と内容がかぶっていますが、その時に参考にしたTEDの講演映像とか、ノートを使用した思考整理の方法(私なりのマインドマップの方法)など、もう少し具体的にお伝えしたいと思います。