ベルリン国際映画祭は何でも直前だけども、街は2月から盛り上がっている!
もうね、盛り上がってきています私の中で!しかし開催3日前にしてまだまだ会場などは「準備中」な感じのベルリン。すごいよ、直前になんでも完成するからね!上映プログラム(スケジュールとか)もオンラインで公開されたのは10日前ぐらいだし、紙媒体のベルリナーレジャーナルが出回ったのは開催1週間前ぐらい。で、小さな各部門ごとのパンフレットの配布は開催2日前、2月13日からですから「まあ、直前に現地入りで何ら問題ない」映画祭。でも、街の様子としては「あ、映画祭だな〜」って感じでポスターが貼られ始めたのは開催の二週間ぐらい前から。ちょっと街のポスターをご紹介しましょう。
で、このポツダム広場ですが昨年は駅前の広場に協賛企業の化粧品会社とかのポップアップストアとかできていて、なんか可愛い感じになっていました。まだこの段階ではストアどころか何もありません。直前にね、ニョキッと現れるからね!きっと前日だろうね!HAHAHA!
目次
- ネットでのプログラムはめっちゃ便利です!
- でも紙媒体のジャーナルが一番しっくりくる。わかる。
- で、初日のチケット販売状況ってどんな感じですか?大変だけど、意外と買える!
- 初日のArkadenってこんな感じ。もうね、時間つぶしセット持っておいで!
- チケットを窓口で購入する人は「筆談セット」が確実です。
- 「お一人様2枚まで!」チケット購入には制限があるって知っていましたか!?
- 初日のチケット販売に、頑張る意味は?「購入可能チケット」が多いから!
- チケット販売日初日は映画祭最終日のPublic Dayのチケットが狙い目だよ!
ネットでのプログラムはめっちゃ便利です!
まず、Berlinaleの公式サイトに行くでしょう?で、アカウント登録するじゃないですか。で、Programから日本関連の映画で検索するでしょう?で、お気に入り登録ね。
すると、自分のアカウントにカレンダーとして表示してくれるのです。
こんな感じでBerlinaleの公式サイトでは「あなた専用のプログラムスケジュール」を立てることができます。これを活用すると結構「あ、この日とこの日に見に行けるな!」とか「全部仕事終わりの作品だけみたい」とか「週末に一気に観に行こう」とかね、自分の予定に組み込みやすくなります。あとはチケットの購入日も確認できるので、ここで確認するのが確実でしょうね。
でも紙媒体のジャーナルが一番しっくりくる。わかる。
こちらが今年のジャーナル。作品情報からお土産情報、それにスケジュールにチケットのルールなど全部あり。中身を見てみますか?私の雑な写真で申し訳ないですが、こんな感じですね!
各映画の紹介があったり。。。
映画人の有難いお話が聞ける、ワークショップの紹介があったり。。。
お土産の紹介とかね。
最後には各日程のスケジュールとか、あと情報の見方とかまとめてあります。
紙媒体ってメモもできるからいいよね。私は一週間前に図書館でゲットできました。図書館でも補充した瞬間に瞬殺されていましたね。紙媒体最高。ちなみに私の友人が「ベルリナーレ関連のパンフレットなどの紙媒体が不足している会場にバイクを飛ばして速攻で配達する仕事」をしているのですが、もう既にアホみたいに忙しいとのことです。雨とか降って濡れた道路、滑らないように気をつけていただきたい!
で、初日のチケット販売状況ってどんな感じですか?大変だけど、意外と買える!
今年も昨年度同様、映画好きの友人と事前に作戦を立てていたのでスムーズ。友人はパソコン前でオンライン購入担当、私はArkadenが結構近所なので現場で待機。オンライン販売でも手に入らなかったら現場のチケットカウンターで購入する作戦。オンライン販売は便利ですが、オンライン販売だと数に限りがあるため、買いそびれたら結構アウトなのです。まあ、事前に会員登録とかしておいて10:00ピッタリにすぐ予約かけてしまえば結構買えます。が、「この日に見たいのが2作品ある!」とかだとどちらかを優先して、どちらかをリスクとることになるので、全部一気に買いたい人はカウンター前列で買っちゃうのが確実かと。
オンライン担当の彼はすぐに予約をかけたので10:02の時点で日本映画「リバーズ・エッジ」の初日のチケットが取れました。やったー!で、私はせっかく並んでおいたので、チケット初日に買えるチケットは全部押さえてしまおうと、そのまま列で待機。結果9:30から並び10:00発売開始に備えましたが、前にいた50人ぐらいの方々が異様に時間を食って、結果2時間並んでチケットが買えました。ふえ〜、疲れたよ!
初日のArkadenってこんな感じ。もうね、時間つぶしセット持っておいで!
たとえカウンターまで30人しか並んでいなくても、それぞれが複雑なスケジュールのチケットを5作品も何作品も買っていきますので、窓口でのやりとりがめっちゃ遅いです。皆さんスッゲー待たされているので、ここでジャーナル読み込んで作戦立てるなり、前後の映画好きな人と友達になったり、私みたいな根暗はずっと本読んでいたらいいと思います。普段はどうかわかりませんが、10:00の発売開始前後に窓口に行く人は、毎日それぞれ「目玉!」な映画のチケットが販売開始になっているので、どうしても混むんですね。(*ベルリナーレの不思議ルールでチケットの販売開始は基本、各上映日の3日前からなので*例外もありまくりなので、ご注意を!)
チケットを窓口で購入する人は「筆談セット」が確実です。
こんなん馬鹿みたいな話なんですけど、もちろん窓口の人も英語もドイツ語も大丈夫なのですが、何故か窓口には「え、刑務所?」ってぐらいに頑丈な壁がありましてね。ここではまあ、声が通りにくい!「聞こえないわ〜」って言われまくるのですよ。で、間違ったチケットとか買いたくないし、トラブルの元だしね。しかもカウンターでの購入に関しては「作品番号を告げてください!」って指示があります。
例えば、私が購入できた坂本龍一さんのワークショップ(トークショーみたいなやつ)のチケットには、「220932」って番号があるんですね。22は22日のイベントだからでしょう。他の3桁は知りません、まあ多分ちゃんと分類があるんでしょうね。一つの映画でも、実は映画祭の期間中に3回も5回も上映する作品もあるのですよ。「リバーズエッジのチケット買いたい!」なんて言ったら「どれ?何日?何時?どこの劇場のやつ?」って大変なことになりますから、この番号を伝えるのは大切です。で、英語で言おうが、ドイツ語で言おうが、馬鹿らしくなるぐらいに伝わりにくいので。
紙にかいて見せたほうが楽です。私はジャーナルの空きスペースに殴り買きして見せましたが(あいかわらず雑ね!)確実に行きたい人は筆談作戦で頑張ってください。
「お一人様2枚まで!」チケット購入には制限があるって知っていましたか!?
これ、結構重要な情報なのにあんまりネットでは書かれていないですけど、ベルリナーレのチケットはネットで買おうが窓口で買おうが、購入制限があって一人2枚までしか購入できません!パンプレットのチケット情報欄にいろいろチケットのルールが書いてありますが、ここにも2枚という購入制限の記載はありません。
が、窓口に行くと「Max 2 tickets pro person」って注意書きがあるんですよ!ネットでも窓口でも、この購入制限ルールは同じようです。
だから「仲良し3人組でみよう〜!」みたいに考えているなら、チケット購入作戦は考えてくださいね。一人が3人分は担当できませんから!例外が一つだけあって、ジェネレーションっていう「子供に見てほしい映画」の部門に関してだけは「お一人様4枚まで」です。多分、子供連れの家族が皆で一緒に映画祭に行けるように配慮しているのでしょう。
初日のチケット販売に、頑張る意味は?「購入可能チケット」が多いから!
そう、ベルリナーレの不思議ルール「チケット購入は各上映日の3日前から」の縛りで結構チケットを買うスケジュール、面倒だし覚えにくいのですね。ただし、初日に購入できるチケットに関しては、例外でたくさんゲットできるのです。
—25日(最終日:パブリックデー)のチケット全部
—HAU主催のイベント(ワークショップ系)
—Friedrichstadt Palastの会場で上映されるもの
映画と料理、みたいなイベント系のやつ
—Culinary Cinema
-Berlinale goes Kiez
-The film Walks
!驚いたこと!
コンペティション部門の作品も全日程が購入可能でした!
!初日で売り切れやすいチケットの特徴!
⑴プレミア上映系の映画(主演俳優や監督の舞台挨拶も観れるから)
⑵コンペティション部門の映画(それだけ注目度が高いから)
⑶ワークショップ系(有名な映画人の有難いお話が聞けるから)
チケット販売日初日は映画祭最終日のPublic Dayのチケットが狙い目だよ!
チケット販売初日にさっさと映画祭のチケットを押さえておけたら結構安心できますよね。で、最終日のpublic dayだと通常12ユーロの映画チケットが、この日だけは8ユーロに値下げされるのです!何故安くなるか。最終日はすでに映画祭の表彰式が終わっており、最終日に映画関係者が舞台挨拶などに立つことはまずありません。だから映画人との交流がない、というとことが一点マイナス。また表彰式が終わってしまった後だと「もしかしたらコレが金熊賞取るかも!?」というドキドキがなくなってしまいますね。しかし、そのあたりの「映画祭独特」な部分よりも「映画そのもの」を楽しみたい方は、このPublic Dayで少し安めの価格で世界中の面白い映画を楽しんでしまうのもアリかと。私は映画祭も楽しみつつ、映画を見ること自体が楽しみなのでPublic Dayも喜んで映画を見に行きますね。特に「映画祭には興味ないけど、映画祭で映画は見てみたい」ってふんわり映画好きな友達には「少し安くなるよ」という点で誘いやすいですね。そんか感じで最終日には2本、映画をハシゴすることになりました。宜しければ参考にしてください。
こんな感じでしょうか?以上、現地からの速報でした〜!雑ですね!オンライン購入に関しては事前のメンバー登録など手続きがいるので、また今度そこら辺をまとめて情報提供したいと思います。映画祭は次の木曜日15日からスタートですね!私はリバーズ・エッジから映画祭スタートでワックワクです!昨年同様、別に誰に頼まれたわけでもないのに会場の様子などレポートしたいと思います。ご興味がある方どうぞ引き続きお付き合い下さいませ。