クリスマスイブは午前中にプラガ観光をしたら、午後は自宅でクリスマスディナーの準備をお手伝い。しかし19:00頃になると「さ、行きましょうか!」とお出かけの準備。
「今からどこに行くの?足りない食材の買い出し?」
「食材は足りているわ。Bananeiroを飲みに行くのよ!」
目次
- プラガ伝統行事Bananeiroって何?
- プラガ市街地にヒトヒトヒト!目指せCasa das Bananas!
- 乾杯は広場で!バナナバナナバナナパーティーです!
- 知らない間に参加者3人のくせにボトル半分開けていました。
プラガ伝統行事Bananeiroって何?
この行事、ポルトガルの文化というよりもプラガという街のみに根付いているとってもローカルなイベント。簡単に言えば「家族とのクリスマスディナーが始まる前に、街の中心地に行って友達たちと一緒にモスカテラというお酒をバナナ片手に飲む!」というシンプルなものです。
クリスマスは家族と過ごすことが一般的なポルトガル。
その昔「せっかくクリスマスで里帰りしているのに懐かしい友達に会いに行けないのも寂しいな」と思った仲良しグループが「じゃあ、クリスマスディナーが始まる前にちょこっと集まって仲間と一杯飲むぐらいだったらいいんじゃないか?」と集まったのが起源だとか。この起源、実は100年ほど前だというから驚きです。「強いショットを飲むのに胃が空っぽなのも良くない」とのことで「何か食べ物はあるか?」とバーで頼むも「バナナしかないわ〜」という状況だったとか。「じゃ〜、バナナを肴にショットを飲むか」とゆる〜く始めてみたら、モスカテラというお酒とバナナが妙に合ったんですね。それから「クリスマスイブにはモスカテラとバナナ」という行事が定着し、今ではプラガの名物イベントになったとのことです。
プラガ市街地にヒトヒトヒト!目指せCasa das Bananas!
まず「こんな小さな街にこれだけの人数かいたのか!」というほど大量の人々が狭い路地に大挙して押し寄せ、皆がある一店舗を目指して行進していきます。そのお店とはこのイベントの起源になった老舗バー。
街の中心部へ向かうほど人混みが凄いことになっていきます。
道中にいろんなお店があるけど。。。
発祥の地はこちら!Casa das Bananas
お店大混雑です!忙しすぎてブラック業務に嫌気が指したのか、サンタが首釣ってました。。。
首吊りサンタの真下で歌われる音楽隊のクリスマスソング♬
お酒はボトルごとでも、ショット単位でも購入可能です。
ボトルごと買うと記念のショットグラス(年号入り)が貰えますよ!
バナナは別売りで一本50セントです。バナナが人気すぎて売り切れており、私達は別のお店で仕入れました。
乾杯は広場で!バナナバナナバナナパーティーです!
広場は人で溢れかえっています。お店は混みすぎているので、お店で購入した後は人場に移動して乾杯する人たちが主流みたい。
バナナも準備万端!かんぱ〜い!
路上にバナナが捨てられています。が、人手にしては結構ゴミは少ないですね。
以前はゴミ問題と「リアルにバナナの皮で人が滑って怪我して危ない!」問題があったらしいのですが、街が広場に大きなゴミ箱を設置してからは劇的に改善されたとのこと。
ゴミ箱にバナナもゴミも捨てたらオッケー!
こんな感じでバナナと空き瓶が捨てられていましたが、うーん、コレもこの街の風物詩なんでしょうね。
知らない間に参加者3人のくせにボトル半分開けていました。
「いやあ〜、飲んだね!」
「え、全然じゃない?去年は同じ人数で飲み干したわよ?」
いやあ〜、ポルトガル 人、というかブラガ人やべえな!
こんな感じで、「バナナと一緒にお酒飲んできた」だけのイベントでしたが、めちゃ面白かったです!クリスマスイブにプラガ近郊にいらっしゃる人には是非ともご参加いただきたいですね。