クリスマスですね〜。一年って本当にあっという間!「ドイツのクリスマスって素敵なんでしょう?」と日本の友人に聞かれるので、今日の記事で一気に「ドイツのクリスマスシーズンってこんな感じよ!」とドバーン!と全部書いちゃいたいと思います。
トップ画像は観光名所のブランデンブルグ門ですね。クリスマスシーズンになるここの広場にとても大きなクリスマスツリーが登場し、ライトアップされてとっても素敵です!でも、こんな観光客っぽい情報ではなくて「実際のところどんな感じなの?」という生活感のある情報をお求めだと思いますので、めっちゃ生活感溢れる情報をお届けしましょう。
目次
- まずは一気に「クリスマス時期にドイツ人がやることなすこと」をご紹介!
- 次に私が「クリスマス時期にやったこと」をご紹介!
- ①大量のクリスマスカードを手作り
- ②ベルリンで一番クールでチルなクリスマスマーケットで遊んだ
- 結論からいこう!一番クールなクリスマスマーケットはHOLZ MARKT 25!です!
- ③クリスマスのミサに通った
まずは一気に「クリスマス時期にドイツ人がやることなすこと」をご紹介!
ラインナップはこんな感じ!キリよく3本立てで参りましょう。
①24時間かけてクリスマス・フルーツブレッド(フルーツパン)を焼く
②アホほど度数が高いクリスマス・リカー(スペシャルブレンドのお酒)を作る、配る
③聖ニコラス記念日の朝にキュートなチョコレート(お菓子を)プレゼントする
めっちゃ面白いでしょう?ドイツ人彼氏のおかげで今年は色々とドイツ人の生態を解明することができました!結構「へ〜!」となったことが多いので一気にご紹介します。ご飯系はレシピ付きです!
①24時間かけてクリスマス・フルーツブレッド(フルーツパン)を焼く
ドイツのクリスマスのお菓子といえばシュトーレンが有名ですが、昨年食べた時はケーキの周りに粉砂糖が沢山付いていたり、なんか甘過ぎて少し苦手だったんですよね。最近やたらと日本の記事でシュトーレンネタが出てくるので「そんなに有名なの?」と驚いてしまいました。ここ数年で知名度がだいぶん上がったのですね。
「シュトーレンってそんなに美味しいかな?」と疑問を口にするとベルリン歴が長いお兄さんから「ちゃんとしたパン屋のシュトーレン、クリスマスマーケットとかで売っている奴は美味いから、スーパーの安物じゃなくて本物を食べてみなさい」とアドバイスされました。でもグダグダしている間にクリスマスシーズンも後半戦。そんな時にドレッドヘアの彼がいきなり「よっしゃ、コレ作るわ!」と言い出したのがフルーツパンでした。
パンといっても最早ケーキです。やたら料理にはこだわりのある人なので、なんと24時間かけて作っておりました。まず前日の夜に買ってきたドライフルーツなりリンゴなり、全てのフルーツを刻み、摩り下ろし、ラムと馴染ませて一晩寝かせる徹底ぶり。スパイスを微妙に買い間違えた時には、面倒くさがりながらも再度スーパーへ買い直しにいくこだわりよう。そして出来上がったフルーツパンがコチラ!
少しバターを塗って食べるらしいです。バターのコクと少しの塩気が、ラム香るドライフルーツの甘みとマッチしてめちゃくちゃ美味しい!甘すぎなくて食べ応えあり。「コレはスゴイ!」と大絶賛しつつ、3日で食べ終わっちゃいました。シュトーレンみたいに毎日薄くスライスしてクリスマスまでに少しづつ食べるとか出来なかったね。
料理をさせたらピカイチに繊細で、ラザニアを作った時も一晩かけてボロネーゼソースを仕込む人ですが、作った後の料理の盛り付けとかはあんまり気にしないタイプ。その為かフルーツパンが無造作に調味料棚に置かれていた時は笑いました。「食べたら一緒」って合理的すぎる!レシピはこちらからどうぞ!*ドイツ語です
②アホほど度数が高いクリスマス・リカー(スペシャルブレンドのお酒)を作る、配る
ITプログラマーな彼はコーディングに飽きたらYouTubeでお気に入りの料理番組を見るという優雅な日常を過ごしているらしいのですが、そんな感じで突発的に「これ作るわ!」ってなることが多い。フルーツパンでの成功体験からか、クリスマス関連レシピを頻繁に見るようになっていたらしく、ある日「コレいいね!」とロックオンしたレシピがこちら。クリスマス特別カクテル!
コレは大量のアルコールに、ヌテラというチョコクリームや生クリームを混ぜ合わせ、クリスマスなスパイスをぶち込んで混ぜるだけ、という簡単で度数がめちゃくちゃ高いカクテルです。なんと、このお酒を家族全員のクリスマスプレゼントにすると言うのですから、クリスマスディナーは皆さん酔っ払うこと間違いなしでしょうね!
作り方はこんな感じでした〜
材料はこんな感じですね。とりあえず酒!三種類ぐらいブレンドしていました。
お酒、スパイス、ヌテラというチョコクリームを混ぜたもの。
別で生クリームを用意して、
生クリームを、酒に加えたー!
ボトル詰めして、すごい可愛い感じにクリスマスのステッカー貼れば完成です!作業時間30分ぐらいでしたね。生クリームが入っているので、なるべく早めに飲んだ方がいいですよ。めっちゃ甘くてスパイスが効いています。ショットで飲んでも辛いぐらい度数高い!笑 バイエルン地方の親族皆さん潰れるんじゃないでしょうか笑
③聖ニコラス記念日の朝にキュートなチョコレート(お菓子を)プレゼントする
ある朝眼が覚めると何故かイキナリ彼からチョコレートを渡されました。
「今日はお菓子をあげる日なんだよ。」と言われ「?」となっていると簡単に説明して貰えました。なんか、この日は1年間良い子にしていたらプレゼント、またはお菓子を貰える日なのだとか。聖ニコラスはまつで閻魔大魔王様のように1年間の行いを全て書き記したノートを持っているんですって!
私「良い子にしていたらプレゼント貰えるの?」
彼「せやで。プレゼントは大概くつしたに入ってるんだよー、今年は準備甘かったわ!」
私「悪い子だったらプレゼント貰えないの?」
彼「せやで。悪い子はクランプスっていう悪魔に引き渡されるよ」
私「怖っ!まるでナマハゲやん!」
*以下、秋田県のナマハゲの話になる。
クランプスについてはナショナルジェオグラフィックスの記事がとってもわかりやすいです。
ドイツ語でがっつり読みたい方はこちらをどうを〜
次に私が「クリスマス時期にやったこと」をご紹介!
結構やったこと自体は普通なんですけど、今年は一つ一つを個性的にやってみました。
①大量のクリスマスカードを手作り
②ベルリンで一番クールでチルなクリスマスマーケットで遊んだ
③クリスマスのミサに通った
結構今年は盛りだくさんで楽しみました!
①大量のクリスマスカードを手作り
手作りカードですが、最小限に絞っても20人には送るので秋になってから準備始めました。準備といっても、地元のカフェとかに立ち寄った時に可愛いかったり、面白いデザインのポストカードを集め出すことからスタート。ベルリンでは結構アナログなPRがまだまだ効果的で、カフェやレストランなどにフライヤーやポスター、そして手にとって貰いやすいように可愛い/面白いデザインにしたポストカードが沢山置いてあります。もちろん無料で提供されているので、気に入ったデザインのものをちょこちょこ集めていきました。
で、まだ何か味気ないので更に私が実際に飲んだビールのラベルを剥がしてカードのデコレーションへ。一時期ハマりまくった旬の生ワインことFederweisserのラベルも使いました。コレで私らしいオリジナルカードになりました!で最後にクリスマス仕様のキラキラステッカーをチラホラ貼り付けたら終了。時間がある時に初めて進行していったので、結構苦労した感覚はありまん。
番外編でココにも写真を載せようか悩んだけど(本人許可も貰っているけど)お蔵入りしたもう一枚オリジナルのクリスマスカードもあったのですが、まあセクシーすぎるので却下。「俺、ヌード写真撮られてみたいんだ!」と言い出したオーストラリア人の友人に「私、一眼レフ持っているわよ!」と二つ返事でGOサイン出して、ノリノリで撮影したもの。サンタちっくな赤色のビーニーとクリスマスの靴下を履いて、股間は500mlのビール瓶でカバー。なかなかお洒落なクリスマスカードに仕上がったのですが、彼が実際に親戚皆々様に送ったかは未だ分かりません。彼なら送っていることでしょう!友人コミュニティの間では彼のヌードクリスマスカードは大好評でした。来年度の撮影予定は未定です。
②ベルリンで一番クールでチルなクリスマスマーケットで遊んだ
結論からいこう!一番クールなクリスマスマーケットはHOLZ MARKT 25!です!
立地やアクセスの良さからアレキサンダー広場とかが有名ですけれども、ここは観光客向けすぎて面白くないので今年は行きませんでした。おすすめは断然コッチです!
アドレス:Holzmarkt25 - Holzmarktstrasse 25, 10243 ベルリン
詳しくはこちらで確認をいただけます。(マーケットのおしゃんてぃーなウェブサイト→)Holzmarkt
写真でご紹介しますね!
看板はこれ!
なんか作りからして大人向けです。
カフェや食べ物のスタンドもあり、クリスマスっぽいグッズというか、地元のお洒落な物も売られていますね。
何よりも特徴的なのはクラブミュージック!なんと焚き火の向こう側にはダンスフロアがあったのでした。みんなベロベロでスーパー盛り上がっていました。コレは楽しい!
目印はコチラ!色がコロコロ変わってカッコいい。
寒くても基本ドイツ人は元気。アラサーとかまだまだ若者?ってぐらいにベルリンの大人はピーターパン症候群でございます。いいのです、雪合戦もしちゃいます。
③クリスマスのミサに通った
最後はキリスト教徒らしいことを。
もともと教会のミサには毎週日曜日通っていたのですが、12月のミサは特別ですね。
12月に入ると、クリスマスまでのカウントダウンが始まり、アドベントキャンドルという、クリスマスまでの四週間を数えるキャンドルが用意されます。毎週日曜日に一つずつ火を灯していき、4週目のミサでクリスマスになります。毎回教会に行くたびに新しいキャンドルに火が灯っていくのを見るのは感動的だし、時間の経過も感じることができて「ああ、一年が終わるなあ」と実感するのです。
実は今年のクリスマス、私はベルリンではなくポルトガルはプラガという街で過ごしております。20日にリスボン入り、22日にポルトを観光して23日からプラガへ。今年一年何かと支え合ってきた戦友とも言えるポルトガル人の友人宅にお邪魔させて頂くことになりました。クリスマス当日はポルトガル語のミサに出席するという、なんとも不思議な経験をさせてもらいます。
次回の更新では「ポルトガル旅行記」「ポルトガルのクリスマス」について記事が書けたら、と予定中。ただただ「ポルトガル美味しい!」な食い倒れ飲み倒しの旅行記かもしれません。リスボンで大学に行き、ポルトで青春を過ごした地元っ子マギーちゃんに沢山おすすめスポットを教えて貰ったので、皆さんにもシェアしますね!
*予約公開設定にしているので、多分現在の私はポルトガルママンの料理をはち切れんばかりに頬張っていることでしょう。幸せだな!