ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

ドイツでパートナーが出来たから、産婦人科に行った話 ~ピルの処方、緊急避妊薬のこと、ベルリンで受けられるHIVテストについて~

しばらく更新が途絶えておりましたが、単純に12月からは仕事運に恵まれ忙しすぎて記事を書いている時間がありませんでした!ありがたい!ありがとう!

定期更新も3ヶ月で断念という体たらくですが、色々ありすぎた激動の2017年を振り返れば、このBlogと共に歩んできた1年であったとも思えるわけで。ブログを始めた1月は「このままだと日本帰国かもしれない、就活がうまくいかない」の記事を書いていますから、365日って本当に濃厚な時間が過ごせますね。まさかの就職、退職、転職活動からのフリーランサー、そして新たな仕事獲得。。。濃い!笑

今日はクリスマス前なのにちょっと堅いテーマですが、とっても大切なことだから書き残しておく必要を感じました。弱小ブログでありながらも、本当に読者の方のコメントとか、やっぱりアクセス数とかで激動のベルリン生活を乗り切れた部分もあったので、(特にフリーランスビザに切り替える時は励ましを沢山頂きました)私から読者に返せる恩返しは情報しかないだろうと。だからデリケートな情報であっても、包み隠さず発信することが、「2017年、本当にお世話になりました」という私の感謝の気持ちだと思うのです。今日は女性ならば気になる海外での避妊について。包み隠さず私が持っている情報を公開したいと思います。

 

目次

 

ドイツでパートナーが出来ました。とっても「ベルリナー」な恋人です。

Twitterの方ではまるでバカップルのように恋人のことを惚気てツイートしたりしておりましたがブログで書くのは初めてですね。有難いご縁で恋人が出来ました。

信条としては「本当に人柄を愛していれば年齢も性別も国籍も宗教も問わない」という恋愛観だったのですが、結構普通なパートナーに収まりました。別に20歳年上だとか、私キリスト教徒、彼はムスリム、なんてこともなく。少し年上の、南ドイツ出身の男性です。ビールにうるさくて、ハードテクノ好きなところは「ああ、ベルリンの人だな」という感じ。ドイツ人というよりも、生き方や価値観は「ベルリナー」だと思います。

未来のことは誰にも分からないし、今で未来を縛るつもりも毛頭ないのですが、彼とは長くなるのではないかと感じております。彼が私のベルリンの親友(スタートアップ企業にズタボロにされた時のピクニックでDon’t take it personalと言ってくれた人)の長年の親友であったことも大きいですね。安心感が半端ない。友人達から悪い評判を一切聞かない「アイツほどChillな男はいない」と評される、インドア派の愛犬家です。恋人自慢はここまでにしておきますね!続きはTwitterで見てください。彼の料理が美味すぎるんだ。。。

 

真剣に付き合っていきたいと確認した後に、互いの将来の話をした。

付き合い始めたのは比較的最近ですが、友人であった期間が長いため、一緒になってからはすぐに深い話をすることが出来ました。私の日本の親友が妊娠した話をきっかけに、子供を持ちたいタイミングや、それぞれの身体のことを話し合いました。そもそも、私自身が刹那的な人間と言いますが、ずっと長生きするつもりも家族を持つつもりもなかったんです。「一人で生きて、さっさと死ぬ」Live short Die young!みたいな精神性だったので、本当に子供のこととか考えたことがなかったんですね。将来のことを実感するような真剣なパートナーには今まで出会うことはなかったですし。ベルリンで今後もちゃんと生きていきたいな、って腹が決まったのも結構最近だったので。

ただ、今後生きていきたい街が決まり、仕事の方向性も調整し終わると、人生に腰を下ろしたと言いますが、誰かの人生計画に自分が組み込まれることに抵抗がなくなったんですよ。今までは「この街には2年以上住んでいる気がしないな」とどこかで思い続けていたので、無意識にデート以上のパートナーを持てなかったのかもしれません。

彼と出会ったことで将来や、子供に関しても考えるきっかけを貰いましたが「今すぐや、きっと数年は子供のこととか、そういう具体的な発想は持てないと思う。私の人生において新しい概念すぎて、感覚がピンとこない。」という答えしか浮かびませんでした。彼も「今は俺も子供を持つことは考えられない」との答え。まあ、他にも深い話があったのですが、お互いの人生観とか、将来のプランを話した後に、「避妊をしっかりする」ことと「性病検査をしよう」という結論が出ました。

 

避妊は男性だけではなく、女性も一緒に考えていくもの。

そもそも関係を持つ時、最初に「ピルは飲んでいるのか?」という確認がありました。私は飲んでいなかったし、今まで飲もうと思ったこともなかったと答えました。ピル自体が、避妊薬としての効果だけではなく、PMSなど女性特有の症状に作用し、また子宮を休めるなど、その他の効果があることも知ってはいましたが、まだ避妊薬としての印象が強かったのです。

しかし「避妊をしっかりしよう」という話になった時、今まで生理痛で倒れてしまった経験なども含め、何よりも「自分の身体を大切に扱っていく」ことのはじめの一歩として、ピルの服用はとても良いことだと思えました。何よりも男女の関係を持つ以上、すべての責任は男女両方が追うべきであり、男性側にすべて任せてしまうことも違うと思っていたので。双方からの働きかけで、避妊はしっかり行うべきだと結論がつき、産婦人科をすぐに予約しました。

 

ドイツでは産婦人科の予約が取れない?取りにくいのは何故?

ドイツは医療費が保険でカバーされている部分が多い為か、女性に対するケアが日本より進んでいます。その為か産婦人科に定期的に通う女性も多く、産婦人科に予約を入れようとも予約がなかなか取れなかったり、人気の産婦人科であれば「当院では、これ以上の患者さんを募集していません」と断られてしまうこともあるとのこと。

また女性特有の悩みや相談事は、できるだけ女医さんにお願いしたいと思うことも多いはず。その為余計に評判の女医さんは予約が取りにくく、まず私が「ピルを服用しよう、産婦人科を探そう」と思った時には「いい病院だったら私にも教えて!」と別の女の子からも頼まれたほどでした。

 

ピルの服用前には診察が必要です。また同時に子宮ガン検診も受けることができます。

www.jameda.de

有難いことに、私が電話をした産婦人科は英語対応も可能で、かつ予約も一週間後に取ることができました。利用したのはJameda.deという「ドイツで医者を探すならこれ!」なウェブサイト。親知らず一気抜きの歯医者さんを探す時にも活躍してくれました。このサイトを使って自分の自宅の住所を入れて、なるべく評判のいい、女医さんがいる病院を探しました。

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*英語の問診票

受付で問診票を貰う際には英語でお願いし、事前に血圧を測る際にもアシスタントの方に色々と保険でカバーされる部分だとか、追加でお願いできるガン検診(みたいな検査で、子宮の状態も確認してくれる)の説明などをしていただきました。診察料は無料ですが、ガン検診は追加料金で35ユーロがかかるとのこと。しかし、このような機会がなければ私は自分の健康チェックを怠るので、いい機会だからしっかりと調べてもらうことにしました。

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*検診の説明書。検査の意義とかを説明してくれています。

他の病院ではどのようになるか分かりませんが、基本的にはピルの処方に当たり、ドイツでは触診などを含めた診察があります。(日本ですでに服用経験がある人はすぐに薬が処方されるとの情報もありましたが、ドイツにおいて半年以上薬を服用する場合、結局は後々で検査が必要になるとのことです)医療ドラマで見るような出産する格好になり、足を開いた状態で診察されます。ガン検診では体の中にカメラが付いたスティックを入れることになりました。

日本では妊娠するまではこのような診察を受けることがほとんどないと思うので、(少なくとも私にはなかったので)診察の時にはかなり抵抗がありました。心から「将来のためにも自分の身体を大切にしたい=ちゃんと生きていきたい」と思えていなかったら、このような検査を受けることは出来なかった気がします。その為「自分が今まで抵抗を感じていたことを、新しい心境の変化によって受け入れることが出来た」という事実に、少し涙がこみ上げてくる瞬間もありました。大げさですけど、私にとって「未来を生きたい」と思える点から大きな変化だったので。

診察前に:診察時の服装にはご注意を

診察においての気づきとして、女性器の診察と胸の診察があるので服装には気をつけたほうがいいと思いました。診察日には少し丈が長めで前開きができるシャツと、ズボンをお勧めします。ワンピースだと胸の診察が難しいですし、上のシャツが短いと更衣室から診察台に行くまでに少し恥ずかしく感じてしまうので。

(さすがヌーディストビーチが許容されているドイツ社会だからか、あんまり人前で裸になることに抵抗がないのでしょうか?わざわざ女医さんを選んで行ったけれども、私が診察に抵抗があった話をすると、ドイツ人の彼には「え?なんで?俺はチンコの検査もしたことがあるよ?」とあんまりピンと来ていないようでした。これはお国柄?)

 

性病検査(HIV検査)は産婦人科、もしくは保健所へ。

クリニックでは同時に「パートナーがいるので、お互いに性病検査をしたいと思っているのですが、こちらでも出来ますか?」と質問したところ、クリニックでも検査はできるが有料となると説明されました。流れとしてはクリニックで採血して15ユーロ、検査施設に送ってラボから検査料20ユーロの請求が来るとのこと。この場合検査結果がより詳細であったり、結果の通知が早いというメリットがあるようです。一方、性病検査は地元の保健所でも行われており、此方の方が無料、もしくは安価になると聞きました。その為、今回は後ほど保健所で検査することにして、クリニックでの検査は辞退しました。私も別日程で検査に行こうと考えて、まだ予約も検査もしていない段階なのですが、調べた限りの情報を此方に共有しておきますね。

まず、保健所の検査では事前予約が必ず必要になるとこのこと。例として、下記にベルリンのクロイツベルグ地区の保健所情報を貼っておきます。予約は常に電話でのみ受け付けているとのことですので、ドイツ語での予約が不安な方はパートナーにお願いしてみてください。基本的には無料だと聞いていますが、もしかしたら10ユーロぐらい自己負担になるかもしれません。詳細は予約時に各自しっかりと確認して頂きますようにお願いします。保健所の検査では、検査に訪れてから一週間ほど後に、保健所をもう一度訪れて検査結果を聞くことになるとのこと。また私が実際に検査に行ったら、その際の様子をレポートするようにしますね。追加情報は少々お待ちください。

www.berlin.de

またこちらの記事も同時に読まれることをお勧めします。様々な数字も含め、性病に関する概要が理解できるかと思います。

www.newsdigest.de

ドイツはピル大国?女性の過半数がピルを未成年の時から服用しています。

今回の件で、彼と話をしていく中で「結構女性のピルの服用に慣れているんだな」という印象を受けました。また恋人が産婦人科に行くこと、診察を受けたり、保健所でHIV検査を受けに行くということにも一切驚いたり抵抗も受けたりしない、ということに気がつきました。日本にいた際、恋人と産婦人科や性病検査を話題に挙げたことがなかったので、私にとっては(自分が自分の身体を知ろうとするだけのことなのに!)勇気がいることでした。しかし彼にとって「女性が身体のことで婦人科を定期的に受診すること」は当たり前の感覚であり、一定の年齢になり、恋人であれ一晩の相手であれ、人間として他人との関係を深めていくようになってから、定期的に性病検査をしたりすることはマナー/エチケットのようなことだと捉えているようでした。

ドイツに限らずヨーロッパ各国の若者の感覚はこれに近いものが多いと思います。この件でポルトガル人の友人(建築家として以前紹介したこともある女性)に意見を聞いたところ「女性が自分で自分の体の検査をしたり、コントロールすることは至極当たり前のこと。ましてやセックスや避妊、性病検査のことを話題に挙げられない、タブー視するなんてバカげた考え方は信じられない。」とズバッと切り返されました。ヤルことやっているんだから、ヤルことやれよ、と。

彼女に、日本では女の子がピルをあまり服用していないこと、また値段もとても高く、常用するには経済的な負担が高いことを説明し、最後に性病検査をしようとすること自体に「そもそも検査しなきゃいけないようなことをしたの?(どこの誰とふしだらに寝てきたの?)」と他人から思われることを危惧して話題にしにくいことを話すと「信じられない!」と驚かれました。「性的な話題をタブーにすることで知識もつかないし、逆に自分の体も守れないから逆に危険じゃないか!」と心配され、「社会も男の意見もクソどうでもいいから、日本の女の子達、ちゃんと自分で自分を守りなさいよ!」と熱く説教をかまされました。まさにぐうの音も出ない。

日本での一般的な避妊方法としてコンドームの使用があると思いますが、全て「男性が使用してくれるかいなか」と一方的に男性側に責任も安全も全て投げ打っている女性の姿勢はいかがなものでしょうか。ここで他人の性生活に意見するつもりはないんですけれども、女性の社会進出だのなんだの論ずる際には、是非とも「女性主導の避妊」についても考えていただけたらな、とベルリンからつぶやいておきます。

 

ピルは処方された初日から服用できる?避妊効果がある?

偉そうに「日本の避妊文化は遅れているのではないか」「ヨーロッパは議論も実際の普及率も高い、いいね!」みたいな印象の文章を書いているな、と思われてしまうかもしれませんが、別に全てが完璧な訳でもないですよ。

このような環境下において、ドイツの男性も「妹が飲んでいたから」「今までの彼女も飲んでいたから」という経験値が薄っすらとあることで、「女性が飲んでいるピルのことは大体理解している」という認識を持っている気がします。しかし、「実際に自分が服用していないもの」を正しく認識することはとても難しいはずです。「ピルを服用し始めたら避妊できるんでしょう?」みたいな生半可な知識だったら、知識がないよりも危険な訳で。こんな過程から、私と恋人はは避妊に一度失敗することになりました。

私のパートナーは過去の恋愛や妹達の様子からピルの服用に関して知識があるつもりになっていて、「ピルを処方される=すぐに避妊効果がある」と単純な解釈をしてしまっていました。その考えから避妊に失敗した時、私は焦る、彼は深刻度がわからない、なんでやねん、アカンやろう!と少し揉めました。まあ色々と話し合うキッカケになって良かったんですけど、避妊には失敗しているので、翌朝私は緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を飲むことになりました。

ピルは、処方されたらすぐに飲めるものではありません。少なくとも私が処方されたピルは「次回の生理が来てから3日目から飲み始める」ように指導を受けています。また、私としてもピルが私の身体に合っているのか、その安心感が持てるまではピルだけに頼った避妊法は不安です。「ピルを飲んでいたら避妊できる」という認識よりも、まずはどんな風に過ごせば安心できるのか、互いに心地いい解決案を話し合うべきだと思います。私は、私が安心できるまではピル以外の避妊法も併用して欲しいことを伝えました。彼も私がものすごく悲しんでいる様子を見て深刻度を理解してくれました。もちろんめっちゃ謝られましたよ。「いや、私も説明が足りていなくてごめんね」と謝り直して仲直りです。話し合いって本当に大事。

 

日本でピルが普及していない社会的、経済的な背景は?

今回真剣に身体のことを考えるにあたり、たくさん調べましたし、女の子の友人達とも話をしました。彼女たちとの会話からヨーロッパでは比較的日常的なものとして受け入れられているピルですが、日本では「避妊薬」という認識が強く、一般的に理解があるとは感じません。社会的、また経済的な理由があると気づきました。

まず、社会的な背景として、「避妊する女性」という印象はあまり良くないのではないでしょうか。今では知識も広がり「ピルは避妊薬以外にも、女性特有な症状や、身体を大事にする為にも有効なもの」と理解している人も増えましたが、一方で「避妊薬を率先して飲む女、子供が欲しくない女、避妊さえしてくれないような男と寝る女」そんな風な勝手な印象を持たれてしまうこともないとは言えません。「特定のパートナー以外(信頼できない相手)と性交渉するふしだらな女」だとまでみなす言葉も目にします。何故、女性が自分自身の身体のことを考えてピルを飲もうと思う時に、その行為を隠すかのように、まるで恥であるかのように身構えなければならないのでしょうか?社会的にまだまだ女性の性がタブーとされる日本社会で、ドイツでは一般的にピルの処方を受け始める思春期の女の子たちとは対照的に、日本の女の子たちは「どうやって彼氏に避妊してもらうか」その一点に悩んでいると思えて仕方ありません。

では「勝手に女性自身でピルを服用し始めればいい」そんな単純な問題構造でしょうか?日本におけるピルの価格をご存知ですか?一ヶ月分の処方で3000円ほど費用がかかります。ピルが保険でカバーされたり、一定の年齢までは無料で処方されるドイツとは異なり、日本ではピルを服用しようとすると年間で36000円もの出費がかかることになります。ドイツで私が処方された最初の3ヶ月分が20ユーロ、3000円以下であったことからも、如何に日本の女性にとってピルの服用がハードルの高いものであるか伝わるかと思います。

この状況を打破するかのように「通販でピルが買えます!海外からの輸入品です!」というウェブサイトも存在します。存在意義はありますし、運営者はきっと真摯に必要なものを必要な人に届けようとしてくれているのだと思います。しかしピルは薬ですから。やっぱりちゃんと医師の診察を受けて、相談をしたり、納得しながら服用していたいですよね。

参考サイトとして下記の2つの記事を紹介しておきますね。欧州諸国の現状がなんとなくわかるかと思います。

ec-otc.blogspot.de

特にこちらの記事ではキリスト教徒が多いイタリアにおいて導入時に議論があったという点で、保守的な日本社会を考える際、とても興味深いと思います。

アフターピルには処方箋が必要か?:RUBRICA - コラム -|Accademia Italiana - 本格的に学びたい方のためのイタリア語教室。アカデミア イタリアーナ -

 

ドイツでは緊急避妊薬(モーニングアフターピル)は病院の診察無しで、薬局で購入することができます。

先ほど記述した緊急避妊薬に話を戻します。ドイツでは近年法改正があり、避妊ができなかった、失敗した、そんな時の対処法としての緊急避妊薬が医師の診断無しで、薬局にて購入することが認められています。もちろん薬局において薬剤師さんから処方に関する説明を受けるので、半分は診察がある感覚でしょうか。

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(ドイツ語に自信がない方は此方のTwitterの画面を見せればいいいのでは)

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私が購入した際には、普通に薬局のレジに行って薬剤師さんにアフターピルが必要であることを伝えると、細々と色々聞かれることもなく、すぐに商品と説明書を用意してくれました。服用の際には水で服用すること、避妊に失敗してから5日以内に服用すること。次回の生理が遅れてくる可能性があること。少し体調不良が起きる可能性もあること。そのようなことを説明してもらいました。価格は1箱に1錠入っていて、30ユーロ。薬によっては値段や効果が違うのだと思いますが、多分、その日、私がとても不安そうな顔で薬局に行ったので、今思えば薬剤師さんは「何か不幸な出来事があって避妊できない状況にあったのでは」とでも考え、一番効果が高い薬を選んできたのかもしれません。その影響からか、やたらとキャンディーを渡されました。来年度のカレンダーまで渡され「ほら、綺麗な風景写真でしょう?」と見せられた時には笑顔になりました。(女性の薬剤師さんがいる薬局をわざわざ選んで行ったのですが、私にとってはデリケートな問題なので、このような時に同じ女性に対応してもらえるとやっぱり安心できました。ポルトガル人のマギーちゃんは「オッさんが薬局で働いていても堂々と買いに行くわ!」と言っておりましたが。。。)

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(私が服用したのはコチラ。1錠のみだけのタイプ。)

こんな感じで、ドイツでは緊急避妊薬が薬局で購入することができます。日本で購入したことはありませんが、調べたところ日本では医師の診断が義務付けられており、その後に薬が処方されるみたいですね。もし避妊に失敗した時、翌日が日曜日で病院が休みだったらとても不安ですよね。避妊に失敗した時は「一刻も早くアフターピルを口にしなければ」と焦ってしまうかもしれませんが、72時間以内に口にする、というルールが大抵のようなので、もし今日が日曜日であったとしても死にそうなほど心配はしないで大丈夫かと思います。しかし日本ではアフターピルは1万円以上の費用がかかるとのことですので、ここでも経済的な難しさが出てきますね。未来の女の子達のためにも、早く法改正が行われることを願います。

To whom, the one who has a Japanese girlfriend, who is wondering why she is reluctant to start taking Pills.

この文章で安易な性交渉を推奨しているわけではないことも、単純にピルの服用を推奨しているわけでもないことは説明する必要はないと思うのですが、私は「日本人女性がピルの服用に少なからずも抵抗や不安を持っていて、簡単に服用できない」という現状を交えつつ、ドイツの状況と私の経験談をお伝えできれば、と思ってこの文章を書いています。

そして次回の記事(なるべく早めにUPします⇩UPしました)では「日本人の彼女がいて、その彼女にピルの服用を始めて欲しいけども、何故彼女があまりいい顔をしないのか分からない」西洋の男性に向けた英文のメッセージを記載したいと思います。彼らにとって、自国の女性があまりにも自然に服用していたり、経済的、または社会的なハードルを感じない環境で育ってきた場合、上記のように記述してきた日本女性の複雑な心情が分かりにくいと思ったので、分かりやすく説明したいと思いました。また往往にして語学力が十分ではない段階で、海外、もしくは日本国内で外国人のパートナーを持つことになった日本人女性も多いと見受けられたので、彼女たちが「私の気持ちを代弁してくれている」という意味合いでこの英文を活用してくれたら、と思って文章にしています。

あえて日本語訳はつけないつもりです。このような女性たちは語学力が不十分であっても、即座のコミュニケーション能力に問題があるだけで、辞書の助けを借りたり、時間をかければ読解力には問題がないレベルだと思っているからです。まずはご自身がしっかりと読んでみることで、本当に自分の考えに近いのか、それとも彼氏に見せるほどの内容ではないのか、判断していただければ幸いです。

www.berlin-fightback.com

 

蛇足ですが、英語の文章の中でハッキリと「こんな面倒くさい文章を読まされて、コイツは面倒な女だな、と思ったならば早く彼女と別れてあげてください」と書いております。もし、大切な話をしているにも関わらず、相手が真剣に考えていない時。正直に言って、自分が大切にされていないと感じた時。その人から離れる勇気を持ってください。

もし彼が私のパートナーのように「単純に日本の状況や日本女性の性質について知らなかっただけ」であれば、あなたから真摯に、しっかりと自分の気持ちや今後の考えを伝えてあげてください。どんなに拙い言葉でも、相手が納得できるまで説明してください。「悟ってくれないなんて愛が足りないわ!」なんてクソみたいなことは言わずにね。

今までここに書いた内容全て、私にとって初めての感情や経験ですし、自分でも驚いている変化です。(これまでが好きに生きて、さっさと死んじゃえと思っていた人生ですので)抵抗があったピルの服用であったり、産婦人科での診察であったり、アフターピルの購入でさえ、もし今のパートナーでなければ、私は絶対にやりたいと思えなかったし、子供どころか、自分の将来、体のことすらどうでもよかったと思っていました。今まで身につけてきた感覚を、彼との出会いで変化させているんです。もし、あなた自身が「なんでこんな奴の為に私が」と思うのであれば、体の関係の有無以前に、人として付き合っていく相手を考えたほうがいいと思います。私もあなたも彼も将来の子供も、大切な命ですから。大切にしてあげてください。

 

以上、おせっかいなクリスマスプレゼント、情報公開でした。