ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

ドイツ、ベルリンで歯医者に行く2!「親知らずを一気に3本抜いたよ!」治療内容と回復の経過もレポート。

いつもお世話になっている歯医者さん。jemedaにレビュー書かなきゃだね!今度書いておきます。

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「君のアゴって小さいね。もう、親知らず生えて来ないからさ、抜こう!」

そんな感じで提案されました、親知らず一気抜きイベント。そもそもは最初の「虫歯の詰め物を詰め直す」治療の際に行なっていた全体のチェックアップにて「左下の親知らずが少し生えてきていて、歯磨きがしにくい。」とドクターに話したことから始まります。そのTHE美人マダム女医!なドクターが「あら、じゃあ親知らずの治療もこの後やっとく?」みたいな感じで別のドクターとの予約を入れてくれていたんですね。そのドクターがこの病院の院長さん(なのかな?)のダンディーなドクター。ドイツの病院では歯医者さんであれ何であれ、徹底的に分業化されているのでしょうか。「詰め物ならこの人!」「親知らずならこの人!」みたいに先生が治療内容によって変わるのも新鮮でした。

で、ダンディーなドクター登場です。親知らずの治療は合計で5回も歯医者さんに行くことになったのですが、最初の治療は顔合わせ的な、「君の親知らずはどんな感じかな〜」というチェックのみでした。私は「1本は日本で抜いています。で、左下の親知らずが〜」という流れで相談したのですが、「うん、君のアゴって小さいね。他の2本も隠れているけど、後々に歯並びに影響してきちゃうから残り3本一気に抜いとこうよ!」と笑顔で提案されました。「え、3本一気に抜くんですか!?一日で!?」と驚くと、「抜くよ〜、全然抜く抜く〜!」と結構軽い感じ。「君の左下の親知らずは頭が出ているけど、他の2つは歯茎の下に埋まっている状態だから、ちゃんと生えて来ないと思う。だから歯茎を切って、掘り出して、で縫い直す感じかな!」と説明されました。説明に使われた説明図の図形が結構歯茎をザクッと切って、グワッと縫う感じで痛そうだったので、正直がっつりビビりました。

 

親知らず一気抜きは外科手術です。全身麻酔を行なうのが一般的らしい。

で、ドクターが「手術に不安はある?」と聞いてきたので、「その図式が怖いですよね、めっちゃ痛そう。」と答えると「全身麻酔することも出来るけど、どうする?」と聞いてくれました。私はもちろん「全身麻酔も保険適応内ですか?」と聞けば、「うーん、君の保険のTKだとここは適応外だね。自己負担額は€200ぐらいになると思うよ。」とのこと。「うわ!それは高いな。私はビザ申請前だから貯金額をなるべく減らしたくないんです。全身麻酔無しでお願いします。」と即答。ドクターも「え、局部麻酔だけでいいの?大丈夫?」と心配してくれましたが、「日本の歯医者さんって基本的に局部麻酔だけで親知らず抜いてきますし、まあ痛みの予想は出来ます。大丈夫です。」と答えておきました。

その後別のドイツ人と「明日は親知らず一気に抜くねん〜」と話していたところ、「あれ、付添人の手配は大丈夫?俺が行こうか?」と心配され、あれこれと説明。「局部麻酔で行くのか!じゃあ、付添人はいらないね。全身麻酔を受けての手術だと、一人での帰宅は危ないって思われるから必ず付添人が必要になるんだよ。」と教えて貰いました。そっかー、全身麻酔ってお金もかかるし、付添人も必要だし、色々大変なんですね。この時の私は「少し自分が我慢したらどうにかなる局部麻酔の方が色々楽だわ〜」と暢気に考えておりました。

 

局部麻酔での手術は結構大丈夫なもんです。問題は痛みよりも音響!

さて手術当日(実はコレ、ビザ申請などでバタバタした2日後の8月31日の話です。もうグッタリした状態で歯医者さんに向かいました。)私は「ダンディーなドクターに『磨き残しがあるよ!』なんて言われたら恥ずかしいわ〜」と思いつつ丁寧に歯を磨いてから出発しました。歯医者さんではいつもの診察室とは異なった、手術用のお部屋に案内され、貴重品はロッカーに預けたり、私も手術用のカバーを頭にかけたりと『ヤバい、いつもと違う感じ!』でスタンバイ。その日はアシスタントのお姉さんと、更にTHE研修生です!って感じのモタモタっとした新人さんが下準備をしてくれたのですが、ドイツ語で繰り広げられる『あ、それじゃないわよ。』『きゃ、スミマセン!』なやり取りに大分不安を煽られつつ、表面麻酔を歯茎に施されました。

「いや〜、君はマジでガッツあるわ〜、HAHAHA!」みたいな感じでダンディーなドクター登場。いやいやいや、笑とる場合じゃないがな。「いや〜、局部麻酔だけで3本も抜くとか勇気あるよね!HAHAHA!」ってドクターが何故か上機嫌。そのまま歯茎に麻酔を5本ぐらい上下に打たれ、若干放置。コソッと下唇を噛んでみたり、ほっぺたを爪でキツく摘んでも一切感覚がなくなった状態で、手術スタート。

先ほどと同じように新人さんとドクターが『ううん、それじゃないよ。オッケー、正解だ☆』みたいな会話を繰り広げます。(ここで不安MAXだったけど「大丈夫、誰でも一度は新人だったんだ。」とむしろ新人さんを応援する心境になっていた。)「ちょっとウルサくなるよ〜」と合図されたら、ゴリゴリゴリゴリ!「ちょっとプレッシャーかけるよ〜」の合図でグワグワグワグワ!まあ、よく効いていた麻酔のお陰で痛みは全くなかったけど、音響効果がスゴかったかな!気が弱い人だと音が無理かもしれませんね、そんな時は全身麻酔もアリかも。私は「ビザ却下より怖いものは無いわ〜」の無双状態だったので乗り切れましたが、平常時だったらビビっちゃったかもしれません。勢いって大事ね! ま、合計で3本の親知らずを30分ほどの手術で抜いてくれたので、体力も消耗しなかったし、やっぱりドイツの歯医者さんは優秀だと思いました。ダンディ流石!

 

術後の経過は自分次第!?お酒と運動の解禁日を質問しました。

ドクターは「いや〜、君は痛みに強いね!アッパレだよ、HAHAHA!」って感じでサッサと手術室を去ろうとしてしまっていたところを、身振り手振りで引き止めて、(噛まされた綿のお陰で喋れなかったので、)筆談で下記の質問をしました。

“When can I start drinking beer?(ビールっていつから飲めるの?)”

“When can I start climbing/boldering?(ボルダリングは行っていい?)”

先生は「SAKEが飲みたいのか!KARATEがしたいんだね!HAHAHA!」と茶化していましたが、(私も一緒に笑って口から鮮血が飛び出し、アシスタントのお姉さんに怒られましたが)私が「Seriously, when?(マジでいつからオッケーですか?)」と聞けば、「君が大丈夫だと思えば今夜から始めてくれたって構わないよ。でもね、きっと痛いよ?回復を待った方がいいんじゃない?お酒は一週間、歯を食いしばる可能性がある運動は10日ぐらいは待った方がいいんじゃないかな〜。でも君が大丈夫だと思うなら3日後にスタートしたっていいんだよ。」とザックリとした解答を貰いました。うーん、参考にはならない!笑

 

「さすがサムライですね!笑」と言われた「親知らず一気抜き」イベント。

はい、結論から言うとあんまりオススメはしないかもしれません。まず、術後は左右どっちも痛いからご飯が本気で食べられません。前歯を駆使して離乳食みたいなご飯を食べていても、傷口に小さな食べ物が入ってしまったら痛みます。で、回復が遅れます。(術後3日目にどうしても揚げ春巻きが食べたくなっちゃって。今は反省しています。あのパリパリの部分が多分、右顎下の傷口に突き刺さっていたと思うんだ。)そして顔が嘘みたいに腫れました。術後2日目に会った友人には「ナッツを大量に頬袋に詰めたリスみたいだ。」と笑われました。自分でも笑いたかったけど、1時間ぐらい続けて喋ったり笑ったりすると顔が痛くなるので、本当に外出が億劫になりました。

術後はアシスタントさんのファインプレーで一週間後の抜歯までの間に2回のチェックアップを行なってくれましたが、コレには本当に救われました。特に2回目のチェックアップでは右は腫れが収まったのに左側の腫れが一向に収まらず、常に血が出るし単純に痛かったんですね。すると「食べ物が傷口に入ってしまっていた。」とのことで、それを除去してもらいました。その後は嘘みたいに痛みも腫れも引いて2日後には元の状態まで輪郭が回復したのです。もし抜歯まで細かいチェックアップが無ければ、悪い状態のままで抜歯日を迎えていたかもしれません。細かいチェックアップも保険適用内ですから!ここはお願いした方が良いと思います。

 

「親知らず一気抜き」をする際は「療養期間」をドクターに書いてもらえます。

私は丁度会社を辞めてフリーランスになった時期だったので、仕事しようが休もうがスケジュールは自分次第。でも会社員の場合はそうはいきませんよね。その場合はドクターに「親知らずの手術後の為、療養期間が必要です。」という手紙を書いてもらえます。この手紙を職場に出せば3日ぐらいは休めるとのこと。もし週末だけでも回復しない時は、ドクターストップのお手紙も有効活用するのもアリ。だって手術当日は出血が止まらなさすぎて、ゴミ箱が血生臭い匂いで溢れかえるぐらい大量の血を吐くんですよ?2日目も口を開くのがやっと。食事も柔らかいものしか無理だし、喋ることも辛い。また痛みで体力が奪われているのか、痛み止めの作用か、とにかく眠かったです。お仕事も大変かと思いますが、ここは有り難く休む方が良いと思います。

 

親知らず一気抜きイベントのスケジュール感と回復度合いの覚え書き。

これ、本当に当事者以外めっちゃいらない情報だと思うのですが、術後2日目にして「私の状態って悪すぎるんじゃ?」と心配になった時に他の人のブログ記事に救われましたので、私も一応書いておきますね。3本抜いた話も珍しいでしょうし。スゴくザックリした感じですが。

1度目の診療:全体の親知らずの状態を確認。

2度目の診療:手術当日(3本一気抜き!)

 —術後1日目:「このまま死ぬんかな」って思うぐらいの大量出血が夜まで収まらない。ティッシュケースが一箱分血で染まる。自分の血の匂いで具合が悪くなる。レアステーキが常に口の中に入っている気分で、食欲は皆無。

術後2日目:大量出血終了。スープだけは食べられるようになる。

—3度目の診療:チェックアップ(出血状況を確認)

術後3日目:少量の出血のみ。マッシュポテトぐらいは食べられる。

術後4日目:右側の腫れが収まるが、左は痛い。でも揚げ春巻きを食べちゃう。

—4度目の診療:チェックアップ(傷口から食べ物を除去)

術後5日目:左側の痛みが治まる。柔らかいパスタはなんとか食べられる。

術後6日目:左側の腫れが引く。調子に乗ってケバプを食べそうになるのを耐える。ご飯は食べ方に気をつけば、ある程度の物は食べられる感じ。

5度目の診療:抜歯しました。結構元気!明日にでもボルダリング行こっかな!

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蛇足だとは思いますがスーパーに€0.50とかで売っている(衝撃的に安い!)「Suppen Nudeln」というスープ用の細かいパスタは食べ易かったので回復食としてオススメです。そのくせアボカドとかゴロゴロに切り過ぎよね。まだ奥歯で噛んだら痛い。皆さんはもっと細かく丁寧にお料理して下さい。

 

こんな感じで終わりました、私のベルリン歯医者さん体験記。今回結構まとめて歯医者さんに通ったので、もうあんまり行きたくないです。日本の友人の娘さんも親知らずの一気抜きを4本同時で行なったことがあるとお話頂いたのですが、その場合は大学病院にて4時間もかかる大手術であったとのこと!うひゃ〜大変だ!そして別の友人の後輩は「親知らずの手術をしたら一ヶ月まともに食事が出来なかった。」ですって。え、日本で親知らず抜くって結構大変なんですね。もしかしたら親知らずはドイツで抜いちゃうのがいいのかもしれない!?どうですか、『ドイツ親知らず抜き旅行!』うーん、ダメでしょうね!笑