ベルリンから人生敗者復活戦。

ワーキングホリデーの失敗談を綴る。その失敗の過程と、失敗から出直す、敗者復活戦の過程も勝手に配信する。

ベルリンにてフリーランスビザを最長の3年間(2020年まで滞在可能)で取得しました!ビザ獲得の勝因を検証してみましょう。

「わーい!」とビザ取得後にここで写真を撮るのは定番ですよね。

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結果から書き始めるのは英語論文を書きまくったからかもしれない。(言うほど書いてもいないけども)もう、本当に感謝しかございません!無事にフリーランスビザを取得することが出来ました〜!『一旦仮ビザが貰えるだけでも充分』だと思っていたぐらいなので、一発!即日発行!で、しかもフリーランス申請者が貰える最長期間である3年間分が発行されたことには驚きしかありませんでした。これにはずっと親身になってご相談に乗って下さっていたボルダリングのお兄さんも「ベストリザルト(最高の結果)だね!」とニンマリ。本当に、本当に有り難いお話です。実は私、本気の本気でOn the edge(崖っぷち)の状況だったので、ビザが貰えるかどうか、当日まで笑えるぐらいにビビってました。

 

ビザが無ければロンドン行き!?ワーホリビザ失効3日前にビザ申請に行きました。

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はい、もう実はロンドン行きのチケットまで調べておりました。以前も記述しましたが、私はビザ申請を舐めておりまして(会社に付帯した労働ビザの申請をするつもりだったので、たとえギリギリでもドイツの会社との契約書があれば何とかなると思っていたから)ワーホリのビザ切れの8月になるまでほとんど準備を進めていなかったのです。4月の時点でビザ申請の予約を外国人局のサイトで取りましたが、4月上旬の時点で8月29日の予約しか取れなかったのです。だから「この日しか取れなかったし、ま、仕方ないよね。」と暢気に考えて「8月になってからビザの準備しよう〜」とチャランポランに過ごしていたのです。

で、8月に入ってからの怒濤のドラマですよ。会社とのバトルにフリーランス計画勃発。文字通り血と涙と汗と友情の結晶でビザ申請の準備を進めてきましたが、もしフリーランスのビザを申請して却下されたら!仮ビザさえも貰うことが出来なければ!私は31日には帰国する必要がありました。正にギリギリOn the edge!

唯一の裏技は『一度シェンゲン協定国(EU加盟国)以外に出国する』こと。イギリスはシェンゲン協定国ではないため、一度イギリスに出国し、再びドイツに戻る際には『観光ビザ』にて再入国する、というとってもグレーゾ—ンな博打があります。(ドイツ側の大使館に問い合わせた所、じつは合法には変わりないので正式なビザ失効後にシェンゲンを出て、再び観光ビザで入国することには問題は無いとのこと。しかし同じ方法を使ったことがある日本人の友人達曰く「グレーゾ—ンの方法だから、出国時と入国時に必ずスタンプを貰っておくことと、入国時に色々聞かれても観光であることを主張すること」と注意事項を説かれました。きっと入国管理官によって判断の仕方にブレが出るのでしょうね。)もし29日の時点でビザが無ければ私は31日にビザ切れとなりますので、31日の間にロンドンに飛んで、9月1日以降に再入国を行なう必要がありました。日本人は観光ビザにて3ヶ月間、EU圏内に滞在することが可能です。だからフリーランスビザが今回ダメでも、3ヶ月の観光滞在中に何とか別の方法を考えようと思っていました。もう、笑えるぐらいにクレイジーな予定でしょう?ビザの面接前日、28日の夜にFacebookにて「明日から3日間、とってもクレイジーな予定になりそうだ」とロンドン行きの飛行機のプランの写真付きで投稿したら、写真を観たロンドンの友人が、「え、ロンドン来るの?飲みいく?」と即座にメッセージをくれたのには和みました。いいんですよ、別にロンドンに行っても。ついでにピカデリーサーカスで観たいミュージカルもあったしね、ビリー・エリオットのチケットもお得に買えそうだったしね!ただ、行くにしても今じゃない。ほんと、31日にロンドンには行きたくなかったので、29日にビザが即日発行された時は、キャーキャー喜んじゃいました。 嬉 し す ぎ た !(*ロンドンはもっと余裕がある時に遊び行きます!レミゼも観たいし、セルゲイ・ポールニンの踊りも観たいしね。)

 

コンサルタント・弁護士なしでビザ申請をして即日発行された、勝因を検証してみる。

やっとね、きっと皆さんが気になっている話題に入ります。一番の勝因は何と言っても親身に相談に乗って下さったお兄さんの存在でしょう。ベルリンに実際にフリーランスとして長年滞在し、様々な日本人をみて来られている方だったので、本当に実体験と他の人の傾向からみて色んなアドバイスを頂きました。コンサルタントは頼みませんでしたが、もうお兄さんが私のメンターでございました。書類から何から何まで、困ったら何度もご相談させて頂きました。「御礼をさせて下さい。」と言うと「素直にビールとかでええんやで〜」と爽やかなお返事!もう、ダースで、箱でお持ちしたいと思います。お兄さんには感謝しきれません。(*このお兄さんとの出会いは実はベルリンじゃなくてスペインなんですよね、しかも2年前。この話もいつか書きたいな〜。)

⑴確実な情報を持っている相談相手がいたこと。

次に考えられるのは、やはり推薦状の威力でしょうか。フリーランスでやって行く以上、何故にドイツ(特に登録している街、私の場合はベルリン)で働く必要があるのか示す必要があります。もちろんドイツに税金を納めて行くってことは有り難いんだけども、それ以上にドイツにいる必要性が重要になってきます。私は今までの全人生のコネクションを使いました。これも偶然としては面白いご縁なのですが、長年の友人がドイツに会社を持っていましてちょうど日本市場をオープンするタイミングでした。彼にお電話をしまして、相談。『この子を日本市場のコーディネーターに使う予定です。』という内容で推薦状を頂きました。実際に仕事を進めて行くかどうかは今後もっと話し合う予定ですが、先に推薦状だけ頂くことが出来ました。

次に昨年度たまたまお手伝いさせて頂いていたアートフェスティバル。ドイツ到着3日後にお会いした日本人アーティストさん達と意気投合し、そのまま彼らのアートフェスティバルをお手伝いさせて頂いたのですが、その際にドイツ人の芸大教授と知り合っておりました。とっても良い人で、その後この方の日本食パーティーなどお手伝いに行ったり、何かと交流がありました。で、ダメ元で推薦状をお願いしたところ即座にオッケーが貰えまして、とても有り難い内容の推薦状が頂けました。

他にも日本から一枚、ベルリンのお兄さんからも一枚、そして最後には退職した会社の社長からゲットしたレファレンスレターも利用させてもらいまして、結果5枚の推薦状が手に入りました。日本の物と退職した会社の書類はひな形を私が英文で作っていたので仕方ないのですが、その他の3枚は全てドイツ語で作ってあります。またドイツ人のサインが3人分ありましたので、説得力が高かったのでしょう。「ドイツ人」「ドイツ語」効力の高い推薦状にはこの2点が大きく考慮されると思います。

⑵推薦状が全部で5枚。その中にドイツ語の推薦状が3枚、ドイツ人のサインが3枚あった。

そして実績やファイナンスプランが充分に示せていなくても、「もしフリーランスで上手く生計が立てられなくても、1年間は生活出来るぐらいの貯金額はありますよ。」と言うぐらいの貯金額が示せれば、「この人はお金に困って違法な仕事をしたり、ソーシャルケアに世話になったりしないな。(つまりドイツ経済の重荷にはならないと言うこと。)」と思って貰えるので、お試し期間としてもフリーランスの許可が取得し易いとのこと。もちろん充分なプランや実績があるに越したことは無いのですが、もしフリーランスビザ取得を確実にしたい方は、ご家族などとご相談の上、一時的にでもお金を送金してもらうことも一手です。後ほど稼いでから返金することも出来ますし、今では確実で低い手数料にて海外送金も可能となっています。

(この海外送金法に関しては後日詳しくご紹介したいと思います。)

⑶ドイツの銀行口座に充分な貯金額を示せた

私の場合はコンサルタントや弁護士をつけないという判断をしたのですが、それでも当日はドイツ語が出来る友人に付き添って貰うように苦心しました。メンターであるお兄さんからも「外国人局にはドイツ語を話さない外国人を嫌う担当者もいて『ドイツ語も分からないのにドイツに滞在したいのか?』と高圧的な態度で接してくることもあるから、スムーズな会話を行なって担当者のストレスを減らす為にも通訳者はいた方が良い。」とアドバイスされていたんです。結果なんとハンブルグ(ベルリンから300km離れている街)から長年の友人が当日の朝に駆けつけてくれると言うミラクルな展開となりました。ベルリンのドイツ人の友人が皆会社勤めでして、平日の昼間に付き添ってくれる人を捜すのが難しかったのです。ハンブルグの友人はちょうど前職を退職して次の仕事まで休暇を取っていたので、「オッケー、行くわ!」とすごく軽いノリで来てくれました。(*彼との出会いとご縁も面白いのでいつか文章にします。5年来の友人で出会いはなんとイタリア、ローマ!笑)ダメならば一人で頑張ろうと思っていたので、長年の友人が付き添ってくれたことはとても心強く安心しました。また付添人がいることで『出来る所までは自分でドイツ語で話そう!』と更に気合いが入りましたので、結果ほとんどの会話は自分で行なうことが出来ました。その為、担当者の方も「結構ドイツ語喋れるのね。」と好意的に受け止めて下さり、文法が正しくなくとも簡単な文章を単語で繋いで書類の説明を行ないました。この姿勢は印象としては良かったのだと思います。

⑷付添人がいても、本人がドイツ語で書類の説明、提出を行なった。

最後に、まあ結果論ですけれども、どう考えても運が良かったです!もう、最後は運!担当のお姉さんがすごく優しかったし、ほとんど変に突っ込んだ質問もされませんでした。私から「はい、保険の書類です。」「はい、こちらが推薦状です。」とサクサク書類を渡せば、「オッケー!」という感じで受け取ってくれました。唯一の質問は「フリーランサーとしての肩書きは何にする?」でした。凡庸性があるので「インターナショナル・ビジネス・コーディネーター」にして頂きました。何者でもないので、逆に何でも出来るやん。ラッキー!

⑸マジで運が良かった!あり得ないぐらいに優しかった外国人局のお姉さん。そして美人だった。

 

『ドイツは紙と金の国』書類と貯金額がデカい。

もう、何を言ってもこの2点が大事でしょう。ドイツは紙(書類=推薦状や資格証明書)と金(ドイツの銀行にある貯金額)があれば、大概のビザ申請に有利に働くはず。資格証明として私は就職活動に使用してきた資格一覧のファイルも提出しました。⑴大学の英文卒業証明書⑵大学の英文成績表⑶英語力の資格(TOEICと英検)⑷スペイン語の資格⑸ドイツ語のコース終了の証明書。私は「翻訳やライティングを行ないながらも、ヨーロッパ、特にドイツに仕事でやってくる人達のビジネストリップのお手伝いや、現地調査のローカルスタッフとして仕事がしたい。」と伝えてあったので、ヨーロッパ各地で生かせる言語力と、外大出身の証明書は私の主張をサポートしてくれました。なので示せる資格は全て(たとえドイツ語で記載されてなくとも最悪英語であればオッケー)提出するのも良いと思います。私の担当官は、資格一覧表で「わお!スペイン語もあるのね〜。」と納得してくれました。何が気に入られるか分かりません、何でも出せる物は出しちゃいましょう。(因に今ではスペイン語は結構忘れちゃっています。良かった、スペイン系の担当者じゃなくって。)

ちなみに保険関連の書類も結構別で用意しておきました。私の場合、グレーゾーンと噂のある外国人向けの海外旅行保険で申請して難癖をつけられることが怖かったので、現地就職の際に切り替えていたTKというドイツの公共保険のまま申請しました。その為退職が決まった時点ですぐにTKのオフィスに行き、「9月からはフリーランスになります、一ヶ月の収入予想はこれぐらいです。」 と相談して、TKのフリーランス用(というか低所得者用の)プランに切り替えてもらっていました。ビザ申請用の保険証明書もその場で貰っていましたが、もし担当官に「ちゃんと保険は管理出来ているのか?」と聞かれた時の為に、会社口座ではなく自己口座から保険料の支払いを行なうように変更している書類、保険料が変更されている書類など、全ての証拠となる書類も持参していました。結果TKの別の書類を提出することはありませんでしたが、聞かれた時には準備出来ていました。(*TKの保険切り替えの件も結構勉強になったので、詳しい話はまた後日書きますね。)

最後にまとめておきます。2回目ですが、ドイツは(あくまでもビザ申請においては)紙と金の国です。何でも揃えられる書類は用意しておきましょう。(あ、推薦状にも各々の会社のHPとか簡単な会社情報を印刷したレポートを付けておきました。「この推薦状、ハッタリじゃないの?」と穿った見方をする審査官だったら嫌だったので。)担当官に質問される前に、全ての書類や主張をサポートする書類を用意しておきましょう。書類がキチンと揃っていたら変な質問をされることはほとんど無いのだと思います。お金に関してですが、ドイツにおける学生ビザの申請に関して調べた所、学生の生活費の目安として月に€700となっておりました。つまり1年間の貯金額として学生ビザの時には€8000ぐらいの貯金額を示す必要があるそうです。ここから考えられるに、確実な一年間の貯金額を示したい場合、€8000を目標額にされるのも一手だと思います。全ては自己判断だと思いますが、きっと皆さん何かしらの目安が欲しいと思いますので、私が判断基準に使った数字として提示しておきますね。

 

3年間のフリーランスビザを頂いたことで広がった可能性と奇妙な高揚感。

ぶっちゃけ3年間もビザが頂けると思わなかったので、2020年以降の計画なんて立っていません。既に1年間がハードライフ過ぎて、3年もこのまま突っ走ったらどんな人生になるのか想像もつかないです。イキナリですが、「東京タラレバ娘」という漫画があります。この前やっと完結しましたね、ええ、私も読みましたとも。主人公達と同じアラサーですし!今の世の中ではRentaというサイトにてネットで漫画が買えるんです。本当に便利な世の中ですね、でもたまに課金しすぎてしまうから困った物です。って、話が脱線しましたが、「東京タラレバ娘」という漫画では頻繁に「2020年までには〜」という記述が出てきます。そう、東京オリンピックの年だから。東京オリンピック開催が決まってから、2020年の未来の自分をイメージしてみる人が増えたとのこと。うーん、私はどうでしょうか。アナタはどうですか?未来の自分のことを少し考えなくもないですが、まだ夢物語に近い計画なのでココには記載出来ません。でも2020年を目処に、頑張ってみたいとは思います。なかなか難しいことばかりですが、1年前の自分よりも成長を感じられることは嬉しいですね。

この記事には、ビザ取得で悩まれていて、どんな情報でも良いから探しに来られている方もいらっしゃると思います。直接ボルダリングのお兄さんを紹介することは出来ませんが、お兄さんから貰った情報や知識は全てココでシェアして行きたいと思います。大変なことが多い海外生活ですが、本当、諦めずに最後まで頑張りましょう。『人事を尽くして天命を待つ』って、本当だと思うんです。そして何度も繰り返しますが、応援して下さった方々、パワーを送って下さった方々、本当に、本当に有り難うございました。コメントやアクセス数に、何度も励まされました。心から感謝しております。今後とも、精進したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。