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Flix busって何?
はい、まずそもそものFlix busに関する説明ですが、簡単に言えば「格安長距離バス」です。ドイツのミュンヘンで2013年に3人の若者が始めたスタートアップの会社でしたが、あっという間にヨーロッパ内でも断トツの長距離バス会社へと成長しました。まず低価格と縦横無尽な交通網がハンパ無いです。ドイツに滞在している人であれば旅行の際は確実に検討する交通手段の一つです。
また長距離バスと言ってもメリットが沢山あるので、Flix busのいいところ5つ上げておきたいと思います。
—車内で無料のWifiが使える
このバスではバス内にwifiが設置されているので、移動中も快適にインターネットに接続出来ます。なので「忙しくて旅行先の情報のチェックが甘かった〜」とか言う人は、バスないで旅行計画を立てることも可能。それよりも暇な時間を動画サイトで映画を観たり、はたまたネット漫画を読んだりと、快適なバス時間を過ごすことが出来ます。たまにネットが途切れましたが、気になるほど遅かったり不具合は発生していませんでした。
—荷物が多くてもよい
これ、重要ですよね。私はウィーンからベルリンまでの移動も同じバス会社を利用しましたが、デッカいスーツケースにパンパンの40Lバックパックをしれっとお願いしましたが「ちょっと重いねえ〜」と担当のオジさんに小言を言われたぐらいで、普通に受け付けてもらえました。飛行機だったら荷物代金だけでもバス代金の2倍ぐらいとられそうです。荷物が多い旅行の場合、節約するならば陸路の方が安いかもしれません。(お尻と相談して下さい。)
—とにかく安い!
どれだけ安いか、もう日本人からしたら驚きの値段です。例を挙げてみましょう。
ドイツ国内:ハンブルグーベルリン 7、9ユーロから
海外路線でも:ミュンヘンープラハ 15ユーロから
安い!すっごい安い!これならば毎週末予算1万円以内での小旅行も難しくないかもしれません。(そんなに出掛けるほど活動的ではないけれども。)
—豊富な交通網:ドイツから何処でも行ける!
交通網もスゴいんですね。公式ウェブサイトでは20カ国に及ぶ、1000もの行き先があるそうです。ドイツに住んでいると、格安飛行機でも安く旅行は出来るのですが、本当に予算だけを重視するのであれば格安長距離バスのFlixbusを利用してどこまでも旅立って行けそうです。(旅行好きには最高な国ですね!)
—チケットは印刷不要!スマホ画面でも大丈夫!
そして地味にありがたいのがチケットが印刷不要なこと。メールに送られてきたチケット画面をそのままスマホやiPadで提示するだけでオッケー。バスの係員さんが、これまたスマホのアプリで読み取ってくれるだけ。海外にいるとwifiを使えるデバイスを持ち歩いてはいても、プリンターを使えるか環境にあるかどうかは難しいところ。その点チケット印刷不要は旅行者には有り難いですね。
ネットでのバスチケットの買い方!クレジットカードをご準備!
今回も写真で見て行きますよう。雑ですが、初めて購入される方をイメージして、細かくステップを分けてみました。(because I am nice;))
①バスチケットを検索しましょう。
赤)言語を英語にしましょう(残念ながら日本語はありません)
青)From: 出発地 To:行き先を決めましょう。
緑)Departute: 出発日 □往復の人はここにチェック! Return:帰省日
紫)人数を変更しましょう
今回は下記情報で検索してみました。
ベルリン発、ドレスデン行きの往復。往路は3月7日、復路は3月8日で大人1名です。
→すべて終わったらオレンジのボタン「Search」で検索です!
②検索画面で希望日のバスのスケジュールと値段が出ます。停留場を選びましょう。
赤)ここは出発地と到着地のバスの停留所が示されていて、すでにどこのバス停で降りたいか決まっていたらこちらを絞った方がバスチケットの情報も整理されて楽です。この場合は「ベルリン中央バスセンター」と「ドレスデン中央駅」を選んでおきました。
③往路を選びましょう!
まず「3月7日」の「ベルリン中央バスセンター」発のバスチケットが沢山出ています。今回は朝9:00発の7,90ユーロのチケットを選んでみました。
選ぶときは緑のボタン「Recerve 1 seat」でオッケー!オレンジ色になれば買い物カートに移動し、右端の「Shopping cart(買い物かご)」にも表示されます。
復路を選びましょう!
赤)画面を下にスクロール、移動させますと復路の日程「3月8日」が出てきますね。ここでも好きな時間を選びましょう。緑のボタンをクリックするとオレンジ色に変わって、また買い物かごに移動します。
青)合計金額を確認し、予約する為に「BOOK 予約」ボタンをクリックして下さい。
⑤予約画面で購入者情報を入れましょう。
赤)名前を入力して下さい
青)電話番号を入力して下さい。もしヨーロッパの携帯電話をお持ちでない場合は、携帯電話番号無しでも購入することは可能です。その場合は、紫の枠「Proceed to payment」ボタンを後ほど押す際に「電話番号の登録無しで購入しますか?」と確認されますが、「Continue without mobil number (携帯電話番号なしで続ける)」ボタンを押しといて下さい。
緑)これは「環境配慮の為の募金をしますか?」内容のボタンです。排気ガス削減の活動の為に追加で30セント払いたい人は是非とも、地球の為に払って下さい。
紫)全て入力したら「Proceed to payment」(決済を進める)をクリック
⑥支払い方法の選択画面
赤)クレジットカード決済がほとんどだと思いますので、ここはこのボタンで
黄)領収書が別で欲しい方はこちらにチェックを入れて下さい。
※でもすっごく面倒なぐらいに情報を入れたりすることになるので、よっぽど領収書が必要じゃない限りここは不要かと思います。※
⇩これぐらい面倒くさい〜
緑)チケットを受け取るメールアドレス入力
青)「利用規約とかに同意しますよ」のボタンです。チェックを入れましょう。
紫)ここは「Flix Busの顧客アカウントを作りたいです」のボタン。ご希望でどうぞ。
⑦支払い情報入力画面
赤)カードタイプを選んで
青)カードナンバーと
緑)CVCはカードの裏にある3桁のセキュリティナンバーです
紫)カード所有者の名前を入れて
黄)カードの有効期限を選ぶ
最後はオレンジの「PAY NOW」(買ったるやんけ!)ボタンを押して下さい。買えました〜 「購入したチケット情報」の画面になっているはずです。 そしてメールアドレスにも購入したチケット情報がきているはずですので、ご確認下さい。
出発日!チケットとモニターのチェックの仕方に注意して!
さて、旅行当日です。私はBerlin ZOBというバスセンターから出発しました。ドレスデン行きのバスは9:00出発です。さて、電光掲示板で該当バスを調べようと見てみますが。。。あれ?9:00発のドレスデン行きが無い!?
10:00発のドレスデン行きはあるのですが、どこの9:00出発のバスを見ても、行き先はドレスデンにはなっていません。あれ?もしかして遅延?ぐるぐる考えながら自分のチケットをチェックします。
すると、行き先のドレスデンという町の名前の横に(60)という数字が書いてあります。これは?そして再度60の数字を意識して電光掲示板を見ますと、ありました!
9:00発のウィーン行きのバスです!つまり「ウィーンまでのバスだけども、その途中の降下場所としてドレスデンがありますよ〜」という意味だったんです。なるほど!最終目的地はウィーンだけど、ドレスデン行きのバスであることにも変わりないのですね。
このバスが出発するバス停は20番となっていますので、一応バスの運転手さんにも「ドレスデン行きであっていますか?」と質問します。オッチャンめっちゃ嬉しそうに「大正解〜」って教えてくれます。オッチャンありがとう!
長距離バスは自分の目的地が必ずしもバスの最終目的地とは一致しない。
長距離バスで国外に行くなど、バスの最終目的地と自分の目的地が一致していれば難しいことは無いのですが、今回のように比較的短距離で、かつ他の目的地と会わせてあるバスの場合は気をつけて下さい。ちなみにドレスデンからの帰り道、バスの最終目的地はハンブルグでベルリンは途中降下バス停でした。だからバスで熟睡しすぎてバス停を乗り過ごしてしまうと、「気がつけばハンブルグ!」なんてラッキーなのか不幸なのか分からない状況に陥ってしまいますのでご注意を。
さて、私はFlix Busを使って先週末はドレスデンと言う、ベルリンから2時間ぐらい離れた町の友人を訪ねてきました。「ドレスデンって何それ?」みたいな知識量だった私も、スーパー魅了された素敵な町でした。次はドレスデンの魅力を伝える、旅行ネタでも書きたいと思います。