映画が好きすぎる。
Amazon Primeで公開されている又吉原作の映画『劇場』は136分を見続けるには、驚くほどに単調で、劇中の時間の流れがわからない。映画のラストでヒロイン沙希を演じる松岡茉優が「私、もう27歳になっちゃった。地元の友達はみんな結婚してる」と言うシーンが…
日本を舞台にしたストップモーション映画として話題のウェス・アンダーソン監督の最新作「犬ヶ島」の日本公開は5月25日。第64回ベルリン国際映画祭にて「グランド・ブタペスト・ホテル」で銀熊賞を獲得した同監督。今年の映画祭では今作でオープニング…
今年のベルリン国際映画祭で分かったのは「オンラインチケットを制するものは映画祭を制する(*一般観客として)」ということ!とっくに映画祭は終わりましたが、来年の為にも今年学んだことをまとめてしまいたいと思います!まず、第一歩は紙媒体のジャー…
目次 受賞結果 -EVA :才能を現実で補充しようとして破滅した“泥”の脚本家と女達 ⑴基本情報 ⑵ログライン ⑶勝手な感想 —Transit:ビザと経由地パスを軸に展開する人々の苦悩と決断 ⑴基本情報 ⑵ログライン ⑶勝手な感想 ーMuseo:平凡から非凡に飛躍してそのまま…
ベルリン国際映画祭で人気なのは、なにもプレミア上映の映画だけではないのです。「ベルリナーレ・タレント」と呼ばれるイベントでは映画ファンだけではなく映像、または映画業界に興味がある学生やアーティストたちに向けて、世界的な監督や製作側の方々が…
もう一週間も前にベルリン国際映画祭は終わってしまいましたが、書き残したままの映画やイベント情報が手元にありますので、ここは初志貫徹でどんなに情報の鮮度が落ちてしまっても、今後映画が公開されたり、DVDや何かで作品を手に取った方が「この映画はベ…
ベルリナーレ、まだまだ始まったばかりですが、この始まったばかりのシーズンこそ「舞台挨拶」を見ることが出来るチャンスも多く、映画祭のダイナミックな現場を楽しめることが多い時期です。今日は先日のスペイン版アカデミー賞ゴヤ賞の主要部門を受賞した…
2月15日からベルリン国際映画祭が始まりました。コンペティション部門のオープニングはウェス・アンダーソン監督の「犬ヶ島」でしたが、パノラマ部門のオープニングは日本から「リバース・エッジ」が選出され、奇しくも「犬ヶ島」が日本を舞台にした作品でも…
ベルリン国際映画祭は何でも直前だけども、街は2月から盛り上がっている! もうね、盛り上がってきています私の中で!しかし開催3日前にしてまだまだ会場などは「準備中」な感じのベルリン。すごいよ、直前になんでも完成するからね!上映プログラム(スケ…
世界三大映画祭(カンヌ、ヴェネチア、ベルリン)の中でも社会派の映画が多いと言われているベルリン国際映画祭。今年も日本から参加作品が沢山です!と言っても全体で400作品ぐらいが上映されるのだから、俯瞰してみたらまあ普通の作品数でしょうか。10日…
ドイツ映画にも名作は沢山あるのですが、今回は特に「ベルリンという街を舞台にしている」というポイントと「ベルリンの見せ方が良い!」という私の独断と偏見テイストで3作を選ばせて頂きました。年代は結構バラバラ、新しいのから古いものまで。何より大…
はい、きました!ベルリナーレの季節ですね! あ〜もう、嬉しい!映画祭がある街に住みたくってベルリンに越してきたようなもの。ヴェネチア、カンヌ、ベルリンから選べって言われたら、私はやっぱりベルリンがいい。ベルリンに来た理由は他にもありますが、…
前作と事前公開ムービーで膨らんでいた疑問点をおさらい。 前回の記事では徹底的に前作と事前公開情報で続編公開までのテンションを上げておきましたね。未読の方はこちらからどうぞ。 www.berlin-fightback.com 前作の舞台となった2019年から3年後の2022年…
最近話題の「ブレード・ランナー」って何なの?SF映画だったっけ? テレビでやたらと特集やCMを見るけど「名前だけは知っているけどな〜」って方のために全部まとめてみました!まずは簡単に「概要」「あらすじ」「影響」をおさらいしてみましょう。 —ブレー…
ビザの話が続きましたので、今日は映画の話をしたいと思います。まだまだ話題はベルリンの労働環境に関連しますが、ヨーロッパの現状を知る上でとても重要な作品をご紹介致します。 目次 「ベルリンにさえ辿り着けば、人生が好転するはずだ。」幻の光を追い…
久しぶりの映画の話題です!実はずっとこの映画をオススメしたかった! 平成元年生まれの天才バレエダンサー、セルゲイ・ポールニン セルゲイ・ポールニンという、同年代に生を受けたことを感謝したくなる稀代のバレエダンサーがいます。ウクライナ出身の若…
「世界の最果てでサヨウナラ」 詩って本当に自由だ。「散文」って素敵な言葉だなって思う。 「渋谷の歌」とかヒリヒリしてくる表現だ。 映画の冒頭でも流れる代表作「青色の詩」の一節。 「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。」 これが映画で…
このポケッとした表情!大好きなコメディアンが大好きな俳優でもある件について。 ベルリンの図書館でジャケ選びした映画第二弾。ビル・ヘイダーが好きすぎて一目で確信しました、「絶対に良い映画!」見てみよう! NYどころか全米で最高の支持率を誇る長寿…
やっと見てきました!『ゴースト・イン・ザ・シェル』を3Dで! CG満載の映像美は3Dで鑑賞することで更に際立って素晴らしいので、追加料金を気にしない人は是非3Dで鑑賞されることをお勧めします!紀里谷監督のCGてんこ盛り『キャシャーン』とか大好きな…
誰が誰だか分かりますか?20年の時の流れを感じます。 40歳以下の鑑賞者は蚊帳の外だと感じるかもしれない。 タイトルからしてテンション低めですが、20年越しの続編だし!あのトレインスポッティングのオリジナルキャストが再集結だし!監督もちゃんとダ…
誰が誰だか分かりますか?このポスターが懐かしい! まずは一緒に復習!初代のトレインスポッティング www.youtube.com この最初の畳み掛けるように流れる「Choose life, choose the job, choose carrier, choose family choose big television.....」の台詞…
Sony CenterにあるCine Starにてほぼ字幕無しのオリジナル言語で鑑賞してきました。 長崎県出身のクリスチャンとして生きてきて:信仰の始まりと喪失、そして再び信仰を見いだすまで 私はキリスト教徒になった覚えは無い。この世に生を受けてから、間もなく…
ドイツに住んでいるのであれば「日本公開前の映画」が見たい! 映画好きの人であれば海外に住んでいる、もしくは旅行した際に「折角ならば日本公開前の映画を一足先に鑑賞したい」と思うのではないでしょうか。でも「英語はなんとか分かるけれども、ちょっと…
2004年公開のアイルランド映画。日本では劇場公開されなかった映画なのでご存知の方は限られているかもしれませんが、ものすごく素晴らしい映画だったので、是非ともご紹介させて下さい。(英語の予告編ですが、雰囲気は伝わるかと!※雑!) www.youtube.com…
NYで一番嫌われている奴ら!バイクメッセンジャーが魅せるスリル満天のバイクレース、息を飲む展開の極上エンターテインメントムービー。日本劇場未公開だったなんてもったいない!マジでオススメ!観た方が良いよ!また英語の予告編ですが、雰囲気だけでも…
次はルーマニア映画について書きますって言いましたけども、すみません、ベルリナーレ燃え尽き症候群になっちゃいまして、土曜日の「Ana,mon amor」も日曜日の「ciao ciao」覚え書き程度に感想書いておくに留めておきます。(そのわりには結構しっかり書いち…
ベルリナーレで映画鑑賞「三つの光」 まだ予告編がyoutubeとかでは公開されていないのですが、ベルリナーレ公式サイトのプログラムにて映画のワンシーンが公開されています。映画の中でも象徴的なワンシーンを観てみると、この映画の持つ危うさと不気味さが…
ベルリナーレで映画鑑賞「EL BAR」 予告編から分かる、この「めっちゃ何かありそう!」な映画。そのまんま!めっちゃ何かどころか、めっちゃくっちゃ色々おこります! まだ日本語の予告編がないのですがスペイン語の予告編で。でも雰囲気はめっちゃ伝わるの…
ベルリナーレで映画鑑賞「夜空はいつでも最高密度の青色だ」 www.youtube.com 人生の節目節目で出会う、影響を与えてくれる映画ってありますよね。 まず何より、この映画は私に取ってとても個人的な映画となりました。映画で一貫して描かれていた「閉塞感と…
ベルリナーレで映画鑑賞「彼らが本気で編む時は、」テディー賞、審査員特別賞を受賞! 18日の金熊賞などの授賞式に先駆けて行われた、17日テディー賞授賞式にて審査員特別賞を受賞されました。これはLGBTに関する映画に対して与えられる賞です。萩上監督、本…